
セレブワーママ
こんにちは!セレブワーママです。
今日も母と子の関係性を描いた本の感想です。
※ネタバレ含みます
あらすじ
いわゆる「毒親」に翻弄されながらも、自分の人生を生きようとする女の子達のお話です。
娘の稼いだお金まで使い込む浪費癖のある母親を持つ宮田
父親が殺人犯の江永
母親の過干渉から宗教にハマる木村
壮絶な家庭環境を持つこの子達は決して物語の中だけの登場人物でなく、
現実にもいるんだろうなと考えさせられます。
愛されなくてもいい
自分にとって毒であろう親との関係を断ち切るのって、
当事者からすると簡単ではないんだろうなと読んでいて感じました。
宮田は思い切って母親を手放したことで、江永との何気ない日常を
手に入れることができました。
特に印象に残ったセリフは、こちら。
傷だらけの過去を凝視しつづけるには、人生はあまりにも長すぎる
本当にその通りだと思います。
たくさん傷ついてきた彼女たちが、たくさんの希望に目を向けられることを祈ります。
おわりに
正直、全部綺麗に解決してスッキリ!という内容ではなかったです。
これで終わりではないんだろうな、とは思うけど、
みんないい道を歩んでいけたらいいなと遠くから見守るような気持ちになりました。